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マルチにハマりかけた私が脱出できた話【実録・SNSきっかけ】②

目次

転勤をきっかけに再会した友人との食事

久しぶりの再会、そして変わった生活スタイル

「転勤でこっちに戻ってきたから、よかったらご飯でも行こう!」

そう誘ってきたのは、学生時代の友人Aだった。
彼は就職後、遠方で働いていたが、転勤を機に私の住むエリアに引っ越してきたらしい。
久しぶりの再会ということもあり、一度食事に行くことに。

学生時代の思い出話に花を咲かせ、自然と話題はお互いの仕事やプライベートに。
私はというと、平日は残業続きで、土日も何となくだらけて過ごしていた。
そんな自分に対して、Aはというと「ほぼ残業なし」。
平日夜も休日も、仲の良い仲間たちとボードゲームをしたり、イベントに参加したりと、充実した時間を送っているようだった。
しかも、どうやら私よりも給料がいいらしい。
正直、羨ましく思ってしまった。

ボードゲームへのお誘いを断り続けた私

「もしよかったら、今度ボードゲームやるとき誘うね!」

そう言われて嬉しかった。実際に数回、誘いの連絡ももらった。
しかし、その頃の私は残業や疲れでぐったりしていて、すべて断ってしまった。
次第に誘いも来なくなり、自然と疎遠になってしまった。

数年後、野球観戦の誘い

思わぬ誘いと、初めて参加したイベント

それから数年後——。

「知り合いのプロ野球の招待券が余ってるから、もしよかったら観に行こう!」

久しぶりに友人Aから連絡が来た。
私は野球観戦が好きなので、久々の誘いに心が動いた。
話を聞くと、どうやらAの仲間たちも来るらしい。
人見知りな私は少し緊張していたが、参加することに。

当日、球場で落ち合うと、すでにAの仲間が3名到着していた。
Aのスムーズな紹介もあってすぐに打ち解け、観戦を楽しむことができた。

Aの仲間たちとの出会い

試合終了後、Aが「チケットを譲ってくれた人にお礼をしに行こう」と言う。
「他の席にも仲間がいたのかな?」と軽く考えつつ、ついて行くことに。

すると、そこには10名以上の仲間たちが集まっていた。
なんでも、仲間の1人が大量にチケットを手配してくれたらしい。
無事にお礼を伝えたものの、正直、この人数の多さには少し驚いた。

勧誘の入り口だった?“お礼の場”で感じた違和感

想定していたよりもはるかに多い「仲間」の存在

観戦後の「お礼の場」で多くの人と挨拶し、なんとなく不思議な雰囲気を感じ始めていた。
全員が和気あいあいとしていて、確かに居心地は悪くなかった。
ただ、どこか作られたような一体感に、ほんの少し違和感が残っていた。

「お世話になっている人」の登場

その流れで、Aが言った。

「一番お世話になってる人が来てるから、紹介するね!」

そうして登場したのが、Bさんだった。

「こちら、お世話になっているBさん! よくBさんの家でボードゲームさせてもらってるんだ」
「Bです!はじめまして!ボードゲーム好きでよくやってるから、いつでもおいでね!」

Bさんは明るく、柔らかい雰囲気で、まったく警戒心を感じさせなかった。
その笑顔に安心してしまい、「この人たちなら大丈夫かも」と、素直にそう思ってしまった。
このとき、私はすでに“入り口”に立っていたのかもしれない。

📝 次回予告|「勧誘なんてされるわけない」と思っていた私が…

ボードゲーム仲間として自然に溶け込んでいった私。
Bさんの家にも遊びに行くようになり、少しずつ交友関係が広がっていきます。

しかし、ふとした会話の中に潜む違和感が、じわじわと私を包み始めるのです——。

🔗 参考リンク
消費者庁|マルチ商法(連鎖販売取引)とは?
国民生活センター|マルチ商法のトラブルに関する注意喚起

▶ 次回:「マルチにハマりかけた私が脱出できた話③|“ちょっとした違和感”が全ての始まりだった」

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