「ねえ、久しぶりにお茶でもしない?」
そんな何気ない一言が、まさか“マルチ商法”の入り口だったなんて――。
今回は、私が実際に体験した「マルチにハマりかけた話」をお届けします。
社会人になってからもつながりがあった学生時代の友人たちとの再会。
楽しいはずの時間が、ある日を境に違和感に変わったのです。
「これってもしかして……」と気づくまでの流れや、
どんな言葉で誘われ、どうやって断ったのかなど、リアルな実録としてまとめました。
SNS時代に誰でも巻き込まれかねない“あの勧誘”。
読んだあなたが、同じような体験を避けられるヒントになれば幸いです。
社会人になってからも、学生時代の友人たちとは定期的に集まっている。
集まるたびに、お互いの近況や昔の思い出話に花が咲き、
その場にいない友人の話題でさえ大いに盛り上がる。
「○○が○○と結婚したらしいよ」
「○○、すごく太ってて、最初誰かわからなかった!」
こんな話なら笑って終わるのだが、ときには眉をひそめたくなる話題も出てくる。
「○○からマルチの勧誘をされたんだけど……」
同じような経験をした方も多いかもしれない。よくあるパターンはこんな流れだ。
- 昔、ちょっとだけ仲が良かった人から、急にFacebookやInstagramで連絡が来る
- 少しメッセージをやり取りした後、「今度、お茶でもどう?」と誘われる
- 安めのチェーンのカフェで「すごい人がいて、今度紹介したい」と言われる
- その“すごい人”から「不労所得」や「自由な生き方」の魅力を熱弁され、マルチ商法への勧誘を受ける
この話を聞いたのとほぼ同時期に、某マルチ商法の会社が行政処分を受け、ニュースで話題になっていた。
もともとそれほど親しくなかった人から「会いたい」と連絡が来ると、
私は自然と警戒して会わないようにしていた。
そんなふうに用心深くなっていた私だったが、数年後――
まさか自分が、マルチビジネスにハマりかけることになるとは思ってもみなかった。
次回は、その体験談を詳しくお話しします。
あなたや周りの方に似たような経験はありませんか?
コメントや体験談をぜひ教えてください!
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